【心理、気付き】なぜ、この国では自分を愛せない人が多いのか考えてみた

なぜ、日本では自分を愛せない人が多いのだろう?

どうしたらもっと、もっと自分を愛せるのだろうか?

そんなことはないよ。と言われそうですが実は多い気がします。

そう思わない方には必要のない内容ですので、以下はそう思う方のみご覧下さい。

「日本人らしさ」の呪縛

有意識無意識問わず、私達はたいがい心のどこかで「日本人」というものは「こうあるべき」という理想がどこかにあると思うのです。

そして、誰に言われるでもなく「こうでなくてはいけない」「そうでなければ日本人ではない」「それでは日本人失格だ!」といった意識が強く染み込んでいる人もいる事でしょう。

本来それは規範意識とすら言えないエゴに過ぎないのですが、その「規範」から逸脱するとある程度の攻撃を受けることもしばしばです。

「自分らしさ」より「日本人らしさ」

中には奔放だったり、らしくない子もいると思います。

しかし、総じて社会は子供にも個人にも「自分らしさ」より「日本人らしさ」、「自由」より「規範の遵守」を求め、その主張への同調と了解を暗黙のうちに求めてきます。

やがてその暗黙の了解は「あたりまえ」となり、それを体現する規範意識に準拠した人こそ大切にされ、そこで初めて日本人として認められる。

という感覚が生まれていくのではないでしょうか。

そうでない子はダメな子。

出来ない自分はダメな人。

そんな想いが、周囲だけでなく自らインプリンティング(刷り込み)する様になると、やがて無意識下にも影響を及ぼして、みるみる元気をなくしていく様に思うのです。

それって本当に必要条件?

そうなると、社会から大切にされるためのには自分より社会の要求を優先させる事が必須条件となります。

その環境に慣れてしまうと期待にコミットできて初めて自分は愛される資格がある。

そう思うようになっても不思議ではありません。

しかし、それは明確に間違いです。

条件付きの愛はすでに愛ではない

何事もビジネスでもない限りは条件付きの愛や気持ちは本物ではありません。

本来、人はそのままで受け入れられ、そのまま愛されるべきなのですが、同調圧力の強い社会ではなかなか理解されません。

しかし、周囲を理解させなくても変えられるものがあります。

それは「自分の考え方」です。

それがその人の苦境を救うかどうかはわかりません。

しかし、暗黙の了解に従えないなら大切にされない。そういう思い込みからは脱却できるかもしれません。

いちばん大切なのは本人の「気づき」なのです。

その気質を持って生まれた事が奇跡

だから真面目だったり、純粋だったり、おっちょこちょいだったり、ミスが多かったりした人は、周囲の失望や暗黙の批判を直に受けて信じこみ、期待に応えられない自分はダメな人間だと思ってしまう。

そして「こんな自分じゃだめだ」とどんどん自己否定に追い込んでいくんじゃないかと思います。

しかし、考えてみてください。

みんなが同じ考えを持ち、同じ方向を向いていたとしたらどうでしょう?

その方向が正しければ問題ないのですが、間違えていれば全滅するかも知れません。

その時こそ、変わり者の真価が発揮されるのではないかと思うのです。

発達障害も、HSPもほかの気質も含めて。

そうは言っても、しばらくは右向け右!の唯々諾々が幅を利かせる社会が続くと思います。

そんな社会に「多様性」を説いても「多様性って美味しいの?」という反応しか返ってこないでしょう。

しかし、私には狭量な時代はそんなに長くは続かないようにも感じています。

まず脱却すべきは「べきれば論」その意外な正体とは

べきれば論からの脱却はベタな指摘なのですが、しかしてその狭量な考え方や暗黙の圧力に見えるものは意外と意外なのかもしれない。

それは、実はノイジーマイノリティ。ってこと

つまり、声だけデカいけど実は少数派ではないか?ということです。

狭い世界で袋叩きに遭うと、世の中みんなからダメ出しされている様に感じるかもしれません。

しかし、その実は思うほどには気にしていない人の方が多いのではないかと感じています。

つまり、べきれば論を主張している人は

実は少ない

のかもしれないと言うことです。

そして、実は自身を縛っているのは、その声に影響された自分自身ではないかとも思うのです。

実は「どっちでもいい」が最大多数派なのではないgか?

バイオリニストの高嶋ちさ子さんも、かつて子育てへの批判でネットが炎上した時「もうダメだ」と思ったそうです。

しかし、仕事でステージに立つとみんな笑顔で大歓迎してくれているのを見て、初めて「つまらないこと」で悩んでいた事実に気づいたと仰っておりました。

必死に批判していたのはネットでしかモノを言えない「少数派」だったのです。

さも炎上したり、周りから総スカンを食らうと途轍もない存在を敵に回し「もうダメだ」と思ってしまいがちですが、貴方が思っているよりはきっと世界は広いです。

そして、たぶん。あなたが思っているよりはちょっと優しいです。

今まであなたを苦しめ続け、絶対に敵わない巨大で獰猛な虎だと思っていたものは、意外に必死で威嚇しているだけのネコだったのかもしれません。

おわり

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

作成者: hakusandono

はじめまして! お越しいただきありがとうございます。南関東在住のアラフォー、男性です。 ブロガーとしてはかなり遅いスタートではありますが、やりたい事を始めるのに年齢は関係ない!と言うことを自ら証明すべく励みます! 発達障害(ADHD)、HSS型HSP、自閉症orアスペルガー症候群など諸々抱えておりますが、だからこそ当事者視点からの有益な発信が出来ると考えています。

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