【旅日記】紅葉の養老渓谷を旅してきました~前編~

【千葉、舐めてました~①思いつきだらけの一人旅編~】

先週末、ふと思い立ち一人旅へ。

行き先は千葉県養老渓谷。

あまり大きな期待はしていませんでしたが…

千葉、舐めてました。

紅葉がきれいなんです!そして里山の風景がすばらしい。

さっそく書いていきます。

鉄道ファンでもある私は、いすみ鉄道のキハ52型の急行列車で上総中野へ、そこから先は小湊鐵道に入り五井へ抜ける房総横断コースで行ってみました。

当初予定は…

養老渓谷駅からバス〜養老温泉に浸かり〜素掘り2層建てトンネルを見てバスに乗り養老渓谷駅へ戻る!

の、筈でした(笑)

しかーし!

まあ実際の旅はそんなに上手くは行きません!

そんなわけで。

鄙びたローカルムード満点のいすみ鉄道大原駅から旅のスタートです。

JR外房線大原駅に隣接する、いすみ鉄道大原駅

さて。今回乗るのはいすみ鉄道の「急行」上総中野ゆき。

この急行列車は、現在はえちごトキめき鉄道社長に転任された鳥塚亮氏が、「国鉄時代の気動車急行列車」にこだわり再現された列車。

使用車両は国鉄型気動車のキハ52、キハ28(キハ28は故障中らしい)。鉄道ファンなら皆さんご存知の、純正DMH17系列のエンジンを搭載した「骨董品」です。

大原駅。急行は現在キハ28が故障中との事でキハ52のみで単行運転中
「日本国有鉄道」銘板と新潟鐵工所 昭和40年製造の銘板。昭和40年は1965年。56歳です。
側面サボ(行き先表示)は急行「そと房」仕様のオリジナル。急行そと房は両国から外房線方面に走っていた急行列車です

駅売店で買い物をしてホームに上がると、懐かしいエンジン音と油の匂い。

お目当てのキハ52に掲げられた、JR四国から特別に借りたホンモノの急行うわじま号のヘッドマークが目を引く。

かなりの年季を感じるうわじま号のヘッドマーク

ちなみに:急行うわじま号は、かつて四国の予讃本線で運転されていた気動車急行でした。末期は松山~宇和島間の運転となり、特急宇和海への格上げにより廃止となりました。

今回はJR四国から実物を特別に借り入れて、かつての気動車急行の雰囲気を出すために掲出されているようです。

車内は青モケットのボックスシート。中吊りは国鉄時代のポスターを取り寄せる力の入れよう
今回のきっぷ。国鉄時代風の硬券急行券は券売機ではなく売店での販売なのでご注意を。

小湊鐵道線を経て内房線五井駅を目指すなら房総横断きっぷがオススメ。

このきっぷはフリーきっぷではありませんが、単純に2社別々で乗車券を買うよりお得な上に、途中下車は何回でもOK!(但し進行方向のみで戻ることは出来ない)。

途中、国吉駅ではにぎやかな販売員が乗ってきます。

国吉では少々停車時間があるので
カブリモノをした販売員が乗車
国吉駅構内には懐かしい車両と腕木式信号機が展示されています。

そして、車内には懐かしい「センヌキ」が。

かつての国鉄型車両には、大体窓下あたりにこれがついていました。昔は缶入り飲料より瓶が圧倒的に多く、車内で乗客がドリンクを開ける際には必須のアイテムでした。

今回は開ける瞬間の動画を撮りそびれてしまいましたが、また次回撮影したらYoutube にでもアップしてみようかと思っています。

国鉄型車両お約束のアレ。
大原駅では瓶開け体験が出来るよう、売店で瓶入りドリンクが販売されています。

大原を出て一時間ほどで、終点上総中野駅に到着。

ここから先は小湊鐵道線となります。

上総中野で小湊鐵道線に乗り換え。
上総中野は静かな小駅の雰囲気ですが、反対側の小湊鐵道線はなんと3両!レトロな気動車が並ぶ光景は国鉄時代の亜幹線での交換風景のよう。

上総中野は雰囲気のいい小駅なのですが、乗り換え時間はわずか10分。

その次の列車は一時間は来ないので、雰囲気を楽しむまもなく写真だけ撮って乗り換えます。

上総中野駅。ツートンの気動車がよく似合います

そして上総中野から次駅の養老渓谷駅で下車。次の駅とはいえ10分くらい走ります。

養老渓谷駅。この絵をよく覚えておいてください

「養老渓谷駅」とはいうものの、実際の養老渓谷へはここからバス。

徒歩だと一時間弱かかります。次発までしばらく時間があるので…駅前の地場産品マーケットを覗く。そうすると。

盛り盛りのジェラート!
バニラは地元産牛乳、ストロベリーも地元でとれたいちごを使用したこだわりの逸品。シングルで300円かと思ったらこの量で300円!

まさかの地元産材料を用いたジェラート!300円と書いてある。

ダブルも出来ると書いてあるので、じゃ600円ね。と思いきや…

「いやダブルで300円だよ!」って。しかも盛り盛りで安すぎ!都内なら間違いなくシングルでしょ。

他にも地元産の山菜を使ったおこわや自然薯なども。

もう見ていて飽きないくらいいろいろ売ってます

ところが!夢中になりすぎバスに乗り遅れてしまい…

仕方なく次バス見ると一時間は来ない。立ち寄り温泉の営業時間は遅いとこでも17時まで。仕方なく歩くことに。

間に合うのか!?

駅から渓谷までは近そうに見えますが…

ところが!さっそく駅をスタートして最初に渡る小湊鐵道の踏切が雰囲気良すぎる!

踏切から見る養老渓谷駅。線路沿いの紅葉が最高のアクセントに。

もうこれは列車待つしかない!と時間を調べてみるともう少しで来る予定。

上総中野ゆき3両編成。分かりにくいですが最後尾は新規投入された元JRのキハ40

またしてもタイムロスですが、すごくいいシーンを収められたのでそれで良し。

養老渓谷を目指します。しかし…

養老川の渓谷美を堪能しながら進む
歩いた道の紅葉と里山風景が素晴らしすぎて…

途中、迷子になりかけたり、そこでさらに感動的な景色に出会ったり、心細くなるような森を抜けさらに歩く

さらに歩くと謎に吊橋が。紅葉が綺麗でした
耐荷重1トン…軽トラくらいしか通れません。

そうして歩いてゆくこと一時間超…ついに!

養老渓谷の温泉街へ到着!

養老渓谷の温泉街に到着!!

しかし、寄り道が多すぎ温泉は断念することに。

結局予定通りに進んだモノは何もなく終わるというね…

#一人旅あるある

廃業したドライブイン。
かつての栄華を伝える観光地あるある

長くなったので、②の「迷走の果てに!怒濤のゴール」編へ。

お読みいただきありがとうございました。

作成者: hakusandono

はじめまして! お越しいただきありがとうございます。南関東在住のアラフォー、男性です。 ブロガーとしてはかなり遅いスタートではありますが、やりたい事を始めるのに年齢は関係ない!と言うことを自ら証明すべく励みます! 発達障害(ADHD)、HSS型HSP、自閉症orアスペルガー症候群など諸々抱えておりますが、だからこそ当事者視点からの有益な発信が出来ると考えています。

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